歴史は偉大である。

学生時代には既に気づいていたけど、それとなく頭の中でスルーをして

今まで封印してたことがあるんです。



つい最近、ＦＥＺで、

「Second　Anniversary」（セカンドアニバーサリー）

のイベントが行われました。


いわゆる、２周年記念のイベントです。

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「Anniversary」という語呂がなんとなく格好良かったので

頭の中で何回も何回も繰り返し

「アニバーサリー・・アニバーサリー・・アニバーサリー・・」


仕事中も、

「アニバーサリー・・アニバーサリー・・アニバーサリー・・」


って唱えてた俺は間違いなく変態か変体です。

どうもありがとうございました。



んで、問題はそこじゃないんです。


「Second」←これについて。


「第２の」みたいな意味。

英語で順番を表す言葉ですよね。


First　Second　Third　Fourth　Fifth　Sixth　Seventh　Eighth　Ninth　Tenth　

Eleventh　Twelfth　Thirteenth　・・・・・・　Hundredth


とまぁ続く訳です。

数字と併せてみると、


１＝First　２＝Second　３＝Third　４＝Fourth　５＝Fifth　・・・・


なんですが、


どう考えても「Sixth」以降が手抜きな件。



明らかに、最後に「ＴＨ」とっ付ければいいんじゃね的な思考が伺える。





話は古代イギリスに遡る・・・



西暦43年ローマ皇帝クラウディウスがブリテン島の大部分を征服した頃である。

皇帝に仕えるドルイド教司祭、「イデエ」と「イテラド」は日の昇る国、「JAPAN」にいた。



イデエ「おー、ここがジャポーネですネー」

イテラド「ふ～ん・・なんか田舎臭いデスネー」

イデエ「それよりお前さ～　ＪＡＰＡＮ語覚えてきた？」

イテラド「当たり前じゃんか」

イデエ「ふ～ん、じゃぁなんか言ってみ？」

イテラド「いち　に　さん　よん　ご　ろく」

イデエ「いいね！完璧だね！」

イテラド「だろ？完璧だろ？」



イデエ「おい！あそこ見てみろ！ジャパニーズがいるぜ！」

イテラド「ほんとだ！ちょっと俺のＪＡＰＡＮ語試してみるかな」



イテラド「ヘイ！コンニチーワ！」


そこには年頃の女性が二人。

見たことも無い白い肌の二人を見てしばし硬直。

そして現実を受け止め、声を絞り出す。


「こ。。こんにち。。わ。。。」


イテラド「アナタタチノー　オナマエー　ナンテーノ？」


「わ・・わたしはミカオ。。この子はシガワ。。です」


イテラド「ンデ、ミカオ　ト　シガワ　ハ、ココデナニシテマンガナ？」

ミカオ「ここで、野菜を売ってるんです」

イテラド「ホホー、コレハウマソウズラ。オイ！イデエ！チョットコイ！」

イデエ「ナンダヨ。オ！ヤサイジャン！カオウゼ！」


シガワ「おい！見てないでさっさと買え」

イテラド「オーオー、ワカリマシタデゴザールヨ」

イデエ「ンジャー　コレヲ　イチ　チョーダイ！」

ミカオ「じゃがいもをひとつですね？」


イデエ「ハ？チガウチガウ！イチ　チョーダイトイッテルジャキニ！」

ミカオ「だから、ひとつですよね？」

イテラド「イチ　ダッテバ！イチ！」

シガワ「ひとつで良いんじゃねーか！この白馬鹿！」


そう、ここ日本では同じ「１」を表す言葉が複数あるのです。



彼らは自分たちの住む国の文明は世界一と自負しており、

それを誇りに思っていたが、言語に関しては日本の方が遥かに進んでいた。

そして負けず嫌いの彼らはそれが許せなかった。



イデエ「ガァーーーーーッデム！なんてこったい！」



イテラド「こんな東の果ての島国に俺らの国が劣るだと！？」

イデエ「ざけんじゃねーよ！ありえねぇ！まぢありえねぇ！」

イテラド「んじゃさ、俺らも作ればいいんじゃね？」

イデエ「それだ！よし！早速帰って作るべ！」



彼らは急遽帰国し、教会に篭り新しい言葉を考える為の言語会議を開いた。



イデエ「数量を表すのは日本で既に使われているからな・・」

イテラド「うん・・真似されたと思われるのは嫌だしな・・」

イデエ「じゃぁさ、何番目とかさ、第何のとかにしない？」

イテラド「いいね！皇帝が世代交代した時にも使えるしな！」


イデエ「まずは１からだな・・・う～ん・・・１ＧＯＤとか？」

イテラド「センスねーな！おい！・・・１ＢＡＫＡＳＵ？」

イデエ「なげーよ！もっとこーなんてーの？カッコイイやつ・・」

イテラド「ふぁ・・ふぁ・・・ふぁーすと？」

イデエ「いいね！それ！いいよ！」


イテラド「第１の　は　ファーストな！な！」

イデエ「おｋおｋ！」

イテラド「次は２だな・・・・さっきは俺が考えたから次お前な！」

イデエ「まじかよ！？う～ん・・・う～ん・・」

イテラド「おまえおせーよ！ＪＡＰＡＮ語で、どんくせーな！」

イデエ「どんくせーだと！？ん？どんくせ・・・逆から読んで・・せくんど？」

イテラド「それがどうした！？」

イデエ「せくんど・・・せこんど・・・せかんど・・・セカンド！」


イテラド「そ　　れ　　　だ　　　！」


イデエ「いいねいいね！じゃんじゃんいこー！」


そして彼らは５、いわゆる「Fifth」まで考えた。

窓の外を見ると、いつの間にか東の空が明るくなってきている。













イデエ「あーもーめんどくせー」




イテラド「あーかったりーなー」





二人ともグッタリして、言語会議はグダグダである。

彼らは負けず嫌いではあるが、それ以上に飽きっぽかった。


イデエ「もーさ、いいんじゃね？」

イテラド「なにが？」

イデエ「後ろにＴＨ取っ付けてさーそれでいいんじゃね？」

イテラド「あーいいよいいよ。もう全力で眠いしさ・・」

イデエ「俺さ、今日デートなんだわ・・・」

イテラド「まじか？こんなことしてる場合じゃねーな・・」

イデエ「んだろ？やめよーぜ！ヤメヤメ！」

イテラド「んじゃ、あとは後ろにＴＨ付けて終わりだな！んな！」





新しい英語誕生の瞬間である。




彼らがもう少し辛抱強ければもっと沢山の英語が生まれただろう。

それを、辛抱強く考え抜いた日本人は流石と言うべきか・・・

日本語には「ひとつ」から「とう」まである。

日本人が１０個の言葉を考えたのに対し、彼らは５個である。


そして、後日最後の抵抗として彼らが考えたのが

「Eleven」＝１１　と　「Twelve」＝１２　であった・・・




日本人と古代イギリス人・・・・

辛抱強さで言ったら日本人は凄いですね・・・



そう考えると、かなりお気の毒で残念な程ヤバイですよね・・








（主に俺の頭の中身が）